婦人科の一般外来では女性特有の症状である、月経不順などの月経トラブルや子宮筋腫・子宮内膜症などの疾患、更年期障害などホルモンバランスの乱れによる体調変動、一般不妊治療など幅広く予防と治療を行っています。

診療内容

更年期障害

加齢による卵巣機能の低下に伴い、ホルモンバランスが乱れるために倦怠感やほてり、発汗、めまい、イライラなど集中力低下など、女性としての喪失感や不調・障害がおきることを更年期障害といいます。

当院では様々な症状をお伺いし、患者様一人一人にあった治療をおすすめしています。

漢方による療法漢方を用い、心身ともにバランスを整える療法です
ホルモン補充療法幅広い症状に改善が見られる療法です
抗うつ薬での治療漢方療法やホルモン療法で改善されない場合に処方します

婦人科心身症

代表的な疾患としては、続発性無月経、月経困難症、月経前症候群、更年期障害や胃潰瘍など、その原因として心理的要因が大きいと考えられる病気をいいます。

まずはしっかりとお話をお伺いし、症状や心理的要因に応じて漢方療法、ホルモン補充療法、心理療法などを組み合わせています。

婦人科疾患

代表的な疾患には以下のようなものがあります。

子宮内膜症

子宮内膜またはそれに似た組織が何らかの原因で、本来あるべき子宮の内側以外の場所で発生し発育する疾患です。

月経痛や下腹部痛などの症状を引き起こしたり、不妊の原因になることもあります。

月経を重ねるごとに症状も強くなるため、早めの治療をお勧めします。

子宮筋腫

平滑筋と呼ばれる子宮の壁の一部に腫瘍ができることをいいます。

症状がなく気づかず過ごす方も少なくありませんが、月経痛や月経過多などの月経トラブルや頻尿、不妊症の原因となることもあります。

性感染症

クラミジア、淋病、トリコモナス、尖圭コンジローマ、ヘルペス、梅毒、カンジダ、HIV感染症など性行為によって感染する病気の総称です。

子宮脱

子宮下垂・脱は、子宮が正常の位置より下降したものを子宮下垂といい、これがひどくなり外陰部より子宮の一部または全部が脱出することをいいます。

子宮がん

子宮がんには「子宮頸がん」と「子宮体がん」があります。

子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)による感染で発症しますが、感染を防ぐワクチン接種が可能です。

また、予防のため定期的な検査を受けましょう。

子宮がん検診について詳しくはこちら

HPVワクチン接種について詳しくはこちら

一般不妊治療

赤ちゃんを望んで2年経過しても妊娠しない場合の様々な治療を行います。

病気・加齢など、原因を特定して対応することがとても重要なので、まずはお話をお伺いし、それぞれにあった方法でサポートさせていただきます。

各検査や基礎体温を調べ、タイミング法や排卵誘発剤で不妊治療をしていきますが、体外受精など高度生殖医療補助が必要な場合には専門施設を紹介させていただきます。